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[座談会]グローバル市場向け携帯電話 「Vivaz™」 開発の舞台裏

入社2年目から5年目の若手技術者たち。彼らが果たした役割とは。

Vivaz™とは

2010年に発売されたグローバル市場向け携帯電話。Xperia™と同様、「コミュニケーション・エンターテインメント」をコンセプトに開発された。

座談会参加者プロフィール

山口(ヤマグチ)
2008年入社
ハードウェア担当

生命理工学専攻修了
プロジェクトでの担当/メカ部品、サイドキー、USBキャップ、側面の導光板

清野(キヨノ)
2006年入社
ハードウェア担当

物理情報工学専攻修了
プロジェクトでの担当/アンテナ設計

遠藤(エンドウ)
2007年入社
ソフトウェア担当

芸術情報設計学科修了
プロジェクトでの担当/Media Center(アプリケーション)とStandby(待受画面)のインタラクションデザイン

吉岡(ヨシオカ)
2007年入社
ソフトウェア担当

情報工学専攻修了
プロジェクトでの担当/Media Center(アプリケーション)の設計、開発、保守

担当分野の振り返り

ー まず、Vivaz™開発におけるみなさんの担当を教えてください。ー

吉岡
私は、Media Centerというアプリケーションの開発を担当しました。写真やビデオ、音楽などファイル形式の違うコンテンツを統合的に扱えるアプリケーションです。
遠藤
私もソフトウェアを担当し、“Standby(スタンバイ)”と呼ばれている待受画面の開発を行いました。Vivaz™はフルタッチパネルを採用したモデルでしたので、アイコン、ボタンの位置などが操作性に大きく影響するんです。ちなみに吉岡さんとは同期です。
清野
私は内蔵アンテナの設計を担当しました。アンテナのいちばんの役割は、電波をしっかり拾うことですが、それでいて存在自体を目立たせないことも重要です。
山口
私はメカ設計を担当しました。具体的には、サイドボタンやUSB端子のキャップ、内部の電池部品、フレキと呼ばれる基板の設計などです。

プロジェクトの開始

ー プロジェクトは、どのように始まるのですか? ー

山口
プロジェクトがスタートした時点では、デザインも詳細には決まっていません。製品コンセプト、デザインコンセプト、おおよそのサイズなどを企画チームが提示して、メカ、エレキ、ソフトなど各チームで共有します。その後、私の担当で言えば、コンセプトやおおよそのサイズをベースに基板の位置や部品サイズを決めていくところから始めます。
清野
アンテナで言えば、企画チームから提示された、おおよその目標寸法をベースに開発を始めるのですが、Vivaz™は筐体がスマートな分だけ、非常に難しかったですね。アンテナは、単に小さくすると電話の基本機能に影響してしまいます。メカや企画チームと常に相談しつつ開発を進めました。
遠藤
ソフトウェア担当者としての私の仕事は、企画が考えているものを、ユーザの使い勝手を考慮しながら仕様として、開発者が設計できるように、ブレイクダウンすることです。プログラムの前の構造を作る、とでも言えるでしょうか。この業務で重要なのは、世の中のトレンドや他社製品の動きを知ることです。仕様は画面デザインに直結する部分、そこを見誤ると発売時に時代遅れ、ということもありえます。
吉岡
同じソフトウェア担当でも、私はブレイクダウンされた内容を具現化していく役割。プログラムを実際に書くのが仕事です。
遠藤
みんなバラバラなことをやっているように聞こえるかもしれませんが、全体では1つのプロジェクトとして動いています。東京だけでなく、アメリカやスウェーデンなど、世界の開発拠点と意識を合わせ、ゴールをめざすというのがソニーモバイルコミュニケーションズの開発の特長だと思います。

英語力の必要性は

ー ということは、みなさん英語がお上手なのですか? ー

清野
エンジニア同士の会話ですから、流暢にしゃべれなくても通じやすいですね。
吉岡
入社前から、英語の必要性は覚悟していました。でも実際の現場では、意外に通じるもの。日本語で通じないことを英語で言っても意味がない。物事の組み立てをしっかりして、あとは気合いだと学びました(笑)。

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  • 「Vivaz」は Sony Ericsson Mobile Communications AB の商標または登録商標です。