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VOICES ネイチャーフォトグラファー 柏倉 陽介

『普段の撮り方から解放され、新鮮な写真が撮れた』

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Xperia 1で撮影

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Xperia 1で撮影

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Xperia 1で撮影

今回Xperia 1で撮影した作品の中で、特にお気に入りのカットはありますか?

柏倉 : まずは利尻山の稜線を捉えたカットですね。山とそこにかかる雲で露出が大きく異なったのですが、明暗をしっかりコントロールできて、岩山の険しさと、その下に広がる緑豊かな山の優しい感じをうまく同居させて表現できました。ウミネコの群れの写真は、連写機能を活用して撮りました。見上げたら一面ウミネコだったのでとっさに撮ったのですが、連写中に露出やフォーカスを自動で合わせてくれたので快適に撮れました。ウミネコが良い位置に来たカットがいくつもあったので満足しています。

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Xperia 1で撮影

夕日の写真、高山植物の写真も印象的です。それぞれ解像感やボケ味が際立っていますね。

柏倉 : 夕日の写真は、ススキや水面の解像感や緻密な質感表現に驚きました。また、トワイライトの色合いがしっかり出るように若干アンダーに撮りましたが、つぶれることなくグラデーションや階調がきれいに出ていました。きちんとプリントしたら、スマートフォンで撮ったとわからないのではないでしょうか。風になびくチングルマの綿毛を52mmでローアングルから撮った写真は、オートなのですが、手前や背景がふわーっと美しくボケました。スマートフォンの写真は奥行きや立体感がないという先入観があったので、Xperia 1はこんなにボケるんだと驚きました。

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Xperia 1で撮影

スマートフォンで作品撮影されること自体初めてだと思いますが、Xperia 1で撮り歩いた感想を率直に教えてください。

柏倉 : 楽しかったですね。あとはとにかく新鮮でした。首に何もぶら下がっていなくて、カメラは胸ポケットにある。サッと出していろいろな被写体にアプローチして撮れるので、普段カメラを向けないような被写体も撮れたし、いつも撮る被写体に対しても真剣に向き合えました。自分の作風としてはどちらかというと暗い写真が多いのですが、Xperia 1で撮ることで普段の撮り方から解放されて、軽快なフットワークで新鮮な撮り方ができたと思います。明るい雰囲気の写真がたくさん撮れたので、「楽しんで撮ったんだな」と自分でもわかりました。

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Xperia 1で撮影

『過酷な場面でも臨場感を捉えて、人に伝えられる』

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柏倉さんの撮影現場でXperia 1を活用する可能性はありますか?

柏倉 : メイン機材と上手く使い分けができたらと思います。作品はαで撮っていくと思いますが、そういう写真は作品としてじっくり作り込みたいので、発表するまでに時間がかかる。でも目の前の景色が素晴らしすぎると、その風景や臨場感をすぐに伝えたいという思いもあります。そういうときにXperia 1で撮って、SNSにアップして届けたいですね。撮影があるたびに、ぜひ持って行きたいと思います。現場でも楽しいと思える風景を臨場感あふれた写真として撮れると思います。

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大自然と向き合う時に、Xperia 1のように小さなカメラを使うとどのようなメリットがあるのでしょうか?

柏倉 : 自然環境が過酷になればなるほど、荷物からカメラを出して三脚に据えて撮るのが難しいという状況が増えます。そのときに胸ポケットからすぐに出して写真を撮れるというのは、決定的瞬間を逃さないことにつながります。美しい光が差し込んですぐに消えてしまうような場面や、動物が出てきてすぐ走り去ってしまうような場面。そういうときにものすごく威力を発揮するのではと思います。臨場感を捉えて、しかもすぐ人に届けられるのは強い。

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趣味で登山などのネイチャーアクティビティを楽しむ人や風景写真を楽しむ人にはどのようなツールになるでしょうか?

柏倉 : 軽めのアウトドアでも、やはり荷物は少ない方が自然やアクティビティを楽しめますよね。その点、身軽に撮れるXperia 1は、アウトドア好きは本当に重宝すると思います。しかも写真を楽しく勉強できる。本格的な写真も撮れるし、そこからさらに写真を極めたいと思ったら一眼レフなどの選択肢もある。露出や色温度の調整やレンズ選択など、基礎がXperia 1で学べるので、本格的なカメラにも移行しやすいと思います。逆に、普段から本格的なカメラを使っているハイアマチュアの方も、Xperia 1の機能はカメラに近いので違和感なく使えると思います。どちらからも入りやすい。写真人口、カメラ人口を増やしてくれるツールになると思います。

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『想像を遥かに超える世界が目前に現れる』

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自然風景を撮る上で大切にされていることを教えてください。

柏倉 : 被写体が持っている雰囲気をしっかり受け止めることですね。彩度を極端に上げたり、超広角で下から思いきりあおったり、「どうだ!」と技術でねじ伏せて誇張するような写真にはしたくない。被写体が持っている柔らかい光や硬い質感などをそのまま素直に受け止めたいと思っています。

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柏倉さんにとって「写真を撮る」とはどういう行為でしょう。

柏倉 : 自分が嬉しいと思う瞬間をたくさん形にしていくことですね。北極圏のバフィン島に行ったとき、シロクマの親子が500mくらい先にいました。後ろからついてくる2頭の子グマに合わせて、お母さんグマがゆっくりゆっくり歩いていたんです。その光景を見たとき、ああ、嬉しいなと思いました。写真を撮っていると、その「嬉しいな」「いいな」と思う瞬間に出会いやすいんです。極地に限った話ではなくて、猫が塀の上にジャンプしたときにものすごく体が伸びて、「長っ!」と思ったことも、雲が面白い形をして夕日に照らされていたことも、僕にとっては嬉しい。Xperia 1なら、そんな瞬間を切り取れる可能性が絶対に高いと思います。発見できたことに感動するような、そんな瞬間が増えていくことが僕にとっての写真を撮る意義ですね。

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