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VOICES スノーボードカメラマン 柳田由人 「ジャンプやトリックの“最高頂”をしっかり捉えて逃さない」

躍動感のあるアスリートの姿を瞬時に捉え、その競技や人間本来のかっこよさを表現するスポーツ写真もまた、
一種のスポーツであり、セッションだ。
スノーボードをメインにスポーツ写真のフィールドで活躍する柳田由人氏に、Xperia 1の機動力を生かしたスノーボード撮影の手応えを問う。

スノーボードカメラマン 柳田 由人

スノーボードカメラマン

柳田 由人

スノーボードカメラマン

柳田 由人

自らもスノーボードプレイヤーとして活躍しながら、カメラマンである父と同じ写真の道を志し、写真家・郡大二郎氏に師事。1999年スノーボードカメラマンとして活動開始。スノーボード専門誌の取材ではソルトレイクオリンピック、バンクーバーオリンピック、ソチオリンピックと撮影を行う。現在はスノーボードの撮影を軸に、他スポーツの撮影や人物撮影など活躍の場を広げている。

Interview

YOSHITO YANAGIDA / PHOTOGRAPHER meets Xperia 1 YOSHITO YANAGIDA / PHOTOGRAPHER meets Xperia 1

『一番かっこいい瞬間をリアリティを持って表現したい』

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普段どのような撮影スタイルでスノーボード写真を撮られていますか?

柳田 : スノーボードの撮影には大きく分けて、ゲレンデ内にあるジャンプ台やレールなどを使ったトリックやライディングの撮影と、雪山を登って滑り降りるバックカントリーの撮影があるのですが、僕はどちらの場所でも撮影します。どのスポーツ撮影でも心がけているのは、選手のフィールドで、演技ではなく実際にプレーしているところを1枚の画としてかっこよく撮ること。そのスポーツ本来の魅力をリアリティを持って表現したいなと思っています。

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仕事で使われているカメラを教えてください。

柳田 : メイン機はソニーのミラーレス一眼カメラα7RⅢとα9で、撮影内容に合わせて使い分けています。サブ機はα6500。レンズも全てソニー製で、FE 16-35mm F2.8 GM、FE 24-70mm F2.8 GM、FE 70-200mm F2.8 GM OSS、FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS、FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSや単焦点などいろいろ使っています。現場にはレンズ2、3本とメインカメラ、サブカメラ、フラッシュなどを携行し、それを詰め込んだ約15kgのカメラバッグを背負って滑りながら移動しています。

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『10コマ/秒の連写はスノーボード撮影に十分使える』

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Xperia 1で撮影

今回Xperia 1で撮影してみて、まず印象的だったことを教えてください。

柳田 : 一番は連写性能ですね。スノーボーダーの動きはとても速いので、僕が撮影機材で特に重視するのは、連写性能とAFの速さ・確実性です。メイン機のα7RⅢは最高約10コマ/秒の連写が可能なのですが、画素数に違いがあるものの、Xperia 1もなんと10コマ/秒。1秒間に10枚撮れれば、スノーボードの撮影では十分使えます。しかも連写時にAFと露出が追随しているんですよね。例えばジャンプの撮影時に、角度によっては影になる部分がありアンダーに写るかなと思ったのですが、シャドー部も1枚1枚きれいに出ていて、露出をしっかり合わせてくれているんだなと思いました。

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AFに関して、αシリーズでも大好評の瞳AFはいかがでしたか?

柳田 : 選手が板を持って雪の上を歩いていくハイクアップというシーンを撮ったのですが、ずっと瞳AFが選手の動きに合わせて効き続けていたので、こちらに向かってくる姿を楽に撮れました。ある意味シャッターを押しておけばピントが合うので、ラフにいい表情が切り取れますね。スマートフォンというサイズ感と瞳AFが相まって、被写体が構えずに自然な表情を撮れた印象です。

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Xperia 1で撮影

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撮影で使ったXperia 1の“柳田流”設定を教えてもらえますか?

柳田 : シャッタースピードは最速1/4000秒にして、感度はISO64まで下げる。雪の上は反射が多いので露出はマイナス2に。AF機能はオンにして、ホワイトバランスは太陽光。マニュアルモードでこのように設定して撮りました。普段のカメラでもマニュアルで撮っているので、安心して撮影に臨めました。それとジャンプの撮影では、画面のグリッドライン表示をオンにしました。それによって水平を出したり、被写体を画面のどこに配置するかバランスがとりやすかったですね。

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3眼のレンズはどのように使い分けされましたか?

柳田 : 特に使ったのは16mmのワイドレンズです。ジャンプの撮影では高さの表現が大切なので、高さの比較対象として地面を入れ、下からあおるようにしてスノーボーダーが空に飛んでいる画を撮影します。ワイドが足りないと地面が切れて高さが伝わらないのですが、16mmだとばっちり撮れるんです。26mmレンズは、技をしっかり見せるために横から連写で捉える、シークエンス撮影に使いました。52mmレンズは、選手がジャンプで飛んで向こう側に消えていくバックショットで活用しました。

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